アルトサックス　メイヤーのマウスピースです。セルマーのヴィンテージをオークションで落としたらケースの中に色々な物が入っており、これはその一つでした。写真の11.12がオークションでの写真です。ただの古いマウスピースだと思い特に構ってなかったのですが、たまたま行きつけの有名リペア工房で実物を見せてみたところ、ヴィンテージマウスピースであるとの事。落札した楽器は40年ほど前の楽器で、使用者はヤナギサワクロッシュがまだプロ限定だった時に預けていたらしいのでこのマウスピースの前の持ち主はどうやらプロ奏者だったみたいです。この様にリガチャーやキャップ、マウスピース本体も色褪せて擦れなどがあってもこれなら少なくとも10万では売れますよと言われたので一応値段はこのようにしました。今後絶対に値段は下がらないから大事にとっておけばちょっとした資産になると言われましたが金欠で売りに出しちゃいました。現行のメイヤーとは見た目は変わらないのに鳴り方が全く違い正直驚きました。過去に現行メイヤー6番からセオワニガイアラバーに移行しましたが、ガイアはパリっとして現代的な明るい音でよく鳴る一方、それと比べるとこのマウスピースは普通に吹いてるのにリバーブがかかったようなサブトーンのような枯れた響く奥行きのある音が出ます。素材なのか加工方法なのか、一体どういう仕組みなのか分かりませんがヴィンテージのファンがいるのが納得できました。リペアマンさんからはこれはリフェイスしていないだろうと言われました。これだけ古いものですし、どの様な場合でも返品やクレームはご遠慮ください。ご不明点は必ず事前にご連絡願います。ご納得の上でのご購入をどうかよろしくお願い致します。