極上の縮・瘤・虎トチが天神から棹、更には中子にかけてぐるりと途切れ無くズバッと入っております。観る角度により様々なトチ柄が浮き上がり、ギラギラと光る様は非常に幻想的であり美しく、玄人好みの貫禄ある極上棹です。更には瘤杢に稀に見られる超希少な横線が棹面に現れており、素晴らしい限りでございます。そして何より、棹単体の重量は約1217グラム有ります。わかる方はご存知の通り、1200グラム超えの硬質棹というのは探しても中々巡り合える事はありません。何故、三味線屋・プロの方々が口を揃えて言うのか、鳴る三味線の絶対条件【棹が硬い事】を体感して頂けると感じております。通常津軽太棹は棹・胴・糸巻きの合計が2700〜2900グラム台で3キロを超える個体は稀です。しかし本品は裕に超える3137グラムで御座います。重厚感があり貫禄有る響き・音色です。全長：約102センチ棹上二本溝・下段違い二本溝、金細（極上美品）面幅：約3.1－3.3センチ張り：約3.45センチ重ね：約3.55センチ重量：約1217グラム（超硬質重量棹）福林：GP22印胴五分大・極上子持綾杉（非常に良い年輪）　新規・犬皮表面張替え済重量：約1715グラム（超重量級）リンドウ：GP22糸巻き：最高級材、素六・八分五厘（極上美品・ニュウ、黄ばみ無し）重量：205グラム（超重量級）・全長約13.9センチ（新品時同等）胴掛け：高級本津軽塗・天神カバー付（中古・緑系色、貝入）付属：ハードケース・カギ付（中古良品・内装掃除機がけ・外装拭き掃除・除菌済）仮継（棹分割時に使用します）糸各種・艶布巾・音緒・長袋・胴掛け紐・指擦り（新品）駒（中古美品）棹・胴共に全体的艶々で金具類もピカピカ、未使用に近い美品と表現しても過言では無い逸品と感じます。練習用や普段使い用の三味線とは異なり、別格品故に頻繁に使用・酷使した物でも有りませんので、重ねも約3.55センチと極太棹故に既製品の新品時以上に充分有り、一生物として末永く御使い頂けると思います。棹面はカンベリ無く、鏡の様に大変綺麗な状態であると思います。しかし、感じ方に個人差があると思いますので画像にてご確認下さい。（棹面の状態が判り易い様、敢えて弦を張らずに撮影しております）